アンガーマネジメント

乗車拒否

怒りの感情で
振り回される人を減らしたい

 

やってしまった。

大失敗。

アンガーマネジメントを学び、ファシリテーターになって1年ぐらいたった時の事。

その日は朝からスケジュールが立て込んでいて、ふと時計をみたら16時を回っていた。

なんか忘れている気がした。

スケジュール帳を確認すると 息を呑んでしまった。

 

17時の打ち合わせの時間をすっかり忘れていて、慌てて先方に連絡して時間変更をして、電車に乗った。

駅について、打ち合わせ事務所まで、徒歩15分ぐらい。

とっても急いでいたので、駅のロータリーにタクシーが待っていたら、タクシーに乗ろうと電車に乗っている間に考えてました。

あいにくタクシー乗り場にタクシーは待っていませんでした。

しかたなく、足早に事務所に向かっていたら、前からタクシーがやってきました。

ついてる!ありがたい。

素早く手をあげてタクシーをとめる。

「どちらまで?」とタクシー運転手が聞いてくれる。でもドアは開けてくれない。

「すいません。とっても急いでいて。〇〇まで行ってもらいたいんですけど。乗せてもらえます?」

タクシー運転手は少し嫌そうな顔で(そう見えた)

「タクシー乗り場はあっちやで。」

「タクシー乗り場にタクシーなかったので。乗せてもらえませんか。」ともう一度伝えた。

多分、必死だったから口調はきつかったのかもしれません。

そしたら、タクシー運転手は「おっちゃん、今からご飯食べるから。」と言ってきた。

は~あ~

【じゃあ、なんで止まってどちらまでと聞いたんや。】

【近かったから断りたいんやろ】

【私、急いでるのに】

と思った瞬間「乗車拒否?」と口走っていた。

タクシー運転手は、黙って窓を閉める。

私は「乗車拒否?」と2回も叫んでしまっていた。

【もう、乗せてもらえないのに、時間使ってしまった。】

【今からごはんって。すぐそこまで行ってから食べても5分ぐらいしか変わらんのに】

と思いながら、あきらめて、足早に事務所に向かった。

 

歩きながら、【あーあ、やってしまった。私はファシリテーターやのに】

反射的に言い返してしまった。

 

もとはといえば、私が打ち合わせを忘れていたことが発端でした。

 

焦りとか、困ったとか、申し訳ないとか、悲しいとか、人の時間を無駄にしてしまうとか、恥ずかしいとかの感情が、私の心の中のコップに溜まって行ったんだと思います。

【タクシー運転手は空車と表示だしていたらお客を乗せるべき】

【行き先を聞いてから断るべきでない】

【私を目的地まで乗せてからご飯を食べるべき】と発展していったのだと反省しました。

夕方まで、ご飯も食べれずに仕事をしていて、やっとご飯を食べようと思っていたタクシー運転手に八つ当たりしてしまったんだろう。

まさしく後悔でした。

 

これも、やってしまったネタとして伝えていこう。

アンガーマネジメントはトレーニングだから、そういう感情も受け止めていこう。

その日から半年。

私は、そのタクシー運転手の顔をもう覚えていません。

でも、その方は私を覚えているかもしれません。

恥ずかしいな。

でも、トレーニングしていくことで、また、偶然、その方に出会ったとき印象が変わるように心がけていきます。

 

反射的に言い返したり、やり返したりしないと、日々練習。

 

あなたはどんな対応されると反射的に言い返したくなりますか?

 

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会

【今後の講座予定】

★アンガーマネジメント入門講座

3月24日(土)10:00~11:30
大阪市北区民センター

3月31日(土)10:30~12:00
大阪市北区民センター

4月7日(土)10:00~11:30
大阪市北区民センター

☆詳細はこちら

申し込みはこちら

★キッズインスタラクター養成講座

3月24日(土)12:30~16:30
大阪市北区民センター

★詳細はこちら

申し込みはこちら

 

 

 

 

 

 

 

Share

-アンガーマネジメント
-, , , , , , ,

© 2024 さかぐちひろみの怒りの感情をコントロールする方法